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Jackery 3600 Plusが必要な人|停電中もエアコンを止められない家庭に、何時間もつかを計算

停電した夏の夜、キャスター付きのポータブル電源でエアコンを動かし、そばで柴犬が眠っているイメージ(AI生成)
AIで生成したイメージ画像で、Jackery製品の実機写真ではありません。

Jackeryの「ポータブル電源 3600 Plus」は、容量3584Wh・定格出力3000Wの大型モデルです。定価は359,800円と高く、冷蔵庫を動かすだけなら1000Whクラスで足ります。この記事では、どんな家庭に3600 Plusが必要かを、使える時間の計算で確かめます。メーカーの公開情報に基づく内容で、実機は検証していません。

必要なのは、停電中もエアコンを止められない家庭

  • 高齢の家族がいる:暑さを感じにくく、気づかないうちに熱中症になることがあります。
  • 暑さに弱いペットがいる:小型犬や猫、ウサギやハムスターなどは、留守中に停電すると自分では涼しい場所へ逃げられません。
  • 乳幼児がいる:体温の調節が未熟で、大人より暑さの影響を受けやすいためです。

東京都監察医務院のまとめでは、令和7年夏の東京23区の熱中症死亡者193人のうち181人が屋内で亡くなっています。そのうちエアコンがあっても使っていなかった人が121人、エアコンがなかった人が23人です。真夏に停電してエアコンが止まると、この「使えない」状態になります。

エアコンは何時間動く?

使える時間は、容量×0.8÷家電の消費電力が目安です(0.8はコンセントの電気に変えるときのロスの分)。エアコンの消費電力は機種や運転状態で大きく変わるので、3つの場合で計算しました。比較のため、容量1024Whの1000 New V3も並べています。

使う家電3600 Plus(3584Wh)1000 New V3(1024Wh)
エアコン(700W)約4時間約1.2時間
エアコン(500W)約5.7時間約1.6時間
エアコン(300W)約9.6時間約2.7時間
エアコン(300W)+冷蔵庫約8.6時間約2.5時間
冷蔵庫だけ約3.5日約1日

冷蔵庫は、年間消費電力量300kWh(1日約0.82kWh)の機種で計算しています。メーカーの公式ページも、エアコン(700W)で約4時間という目安を示しています。

エアコンは、部屋が冷えてからは消費電力が下がります。ご自宅のエアコンは、取扱説明書や仕様表の「消費電力(冷房)」を見ると、どの行に近いか分かります。夜と午前中だけをしのぐなら、狭い部屋を冷やして消費電力を下げるのが効きます。昼間にソーラーパネル(別売)で充電すれば、使える時間を延ばせます。

3000Wは必要?

停電中のキッチンで、ポータブル電源から冷蔵庫・電子レンジ・電気ケトルに同時に給電しているイメージ(AI生成)
冷蔵庫と調理家電を同時に使うイメージ(AI生成)。

エアコンだけなら、出力は1500Wあれば足ります。3000Wが効くのは、エアコンをつけたまま、電子レンジ(約1000W)や電気ケトル(約850W)も使いたい場合です。停電中も普段に近い生活をしたいなら、3000Wが安心です。

ただし、1000Whクラスとのいちばん大きな違いは、出力より容量です。上の表のように、1000 New V3でもエアコンは動きますが、1〜3時間ほどで電気がなくなります。

買う前に確かめること

  • 200Vのエアコンには使えない:単体の出力は100Vだけです。広い部屋用に多い200Vのエアコンは、2台を別売の「充電コネクター」でつなぐ必要があります。ご自宅のエアコンのコンセントの形と電圧を確かめましょう。
  • UPSとしてつなぐ間は1500Wまで:普段からコンセントと家電の間につないでおく使い方では、停電するまでの出力は合計1500Wに制限されます。停電すると、通常の定格出力に戻ります。
  • 重さは約35kg:キャスターと伸びるハンドルが付いていて床は転がせますが、階段の上り下りは大変です。使う部屋の近くに置いておきましょう。
  • 充電はコンセントで3時間:台風などで停電が予想できるときは、前日に満充電にしておけます。

それぞれ、どんな人におすすめ?

  • 3600 Plusが向く人:停電中もエアコンを数時間以上動かしたい人。高齢の家族、暑さに弱いペット、乳幼児がいる家庭。
  • 1000Whクラスで十分な人:停電の備えは冷蔵庫とスマホ、照明が中心の人。冷蔵庫なら約1日もちます(1000 New V3と1000 Newの比較)。

価格は購入先・時期によって異なります。Jackeryの保証は公式の販売店で買った製品が対象なので、購入時に販売元も確認してください。

参照情報

仕様・定価は2026年10月7日に公式ストアで確認しました。使える時間は容量×0.8÷消費電力で計算した目安で、家電の使い方や気温で変わります。

出典:Jackery公式「ポータブル電源 3600 Plus」