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ペット用酸素室のレンタルは長く借りるほど安い|オーツーペットとJARMeC(旧テルコム)を期間別の総額で比較

ペット
明るいリビングで、透明なケージの中で休む小型犬と、チューブでつながった白い酸素濃縮器のイメージ(AI生成)
AIで生成したイメージ画像で、実際の製品の写真ではありません。

心臓や呼吸器の病気がある犬・猫のために、自宅に置ける「ペット用酸素室」をレンタルできます。料金の仕組みは会社によって大きく違い、期間を決めて契約するオーツーペットは長く借りるほど安く、日割りのJARMeCケアテック(旧テルコム)は短く借りるほど安くなります。12か月借りると、総額の差は約22万円です。

  • オーツーペットが向く人:持病と長く付き合う見込みで、半年以上は使う。苦しくなったときの備えとして、自宅に常に置いておきたい。
  • JARMeCが向く人:退院後の数週間など、使う期間が短い、または読めない。体重5kgまでの猫や小型犬で、使うのは半年以内。

両社の公式サイトに載っている料金と仕様で比べています。酸素室を使うかどうか、酸素濃度や1日に使う時間は、必ずかかりつけの獣医師に相談してください。

1 ペット用酸素室を使いたい場面

ペット用酸素室は、部屋の空気から酸素を集める「酸素濃縮器」と、ペットが入る透明なケージをホースでつないだものです。ボンベと違って酸素を補充する必要がなく、コンセントにつなげば使えます。

呼吸器系の病気、心臓の病気、貧血などが挙げられます。

出典:日本動物医療センター「レンタルで自宅設置可能な【ペット用酸素ハウス】を展示しています」(2024年3月18日)

東京の動物病院、日本動物医療センターは、酸素ハウスを使う持病の例としてこの3つを挙げています。同じページでは、今は必要なくても、いざというときの選択肢として機材を知っておくことも勧めています。使いたい場面は、借りる期間で次の3つに分けられます。

使いたい場面借りる期間の目安合うレンタル
心臓や呼吸器の持病があり、獣医師から自宅での酸素吸入を勧められた半年〜1年以上オーツーペットの12か月プラン
持病があり、呼吸が苦しくなったときの備えとして自宅に置いておきたい1年以上オーツーペットの12か月プラン
手術や入院のあと、体調が落ち着くまで自宅で使いたい数週間〜1か月JARMeCの日割り

持病のある犬・猫では、使う期間が数か月から年単位になることが多く、その場合は月額の安い期間契約が向きます。一方で、退院後に様子を見る間だけ使うなら、返したい日に返せる日割りのほうが無駄がありません。

ぐったりしている、歯ぐきや舌が紫色になっているなど、呼吸がひどく苦しそうなときは、酸素室を借りる前に動物病院へ連絡してください。酸素室は獣医師の治療の代わりにはなりません。

2 借りる期間ごとの総額

オーツーペットのケージ(幅74×奥行50×高さ55cm、中型犬まで)と大きさが近い、JARMeCの中型ケージ(幅80×奥行55×高さ55cm、体重10kgくらいまで)で比べました。体重5kgまでなら選べるJARMeCの小型ケージ(幅60×奥行40×高さ40cm)も並べています。

借りる期間オーツーペットJARMeC 中型ケージJARMeC 小型ケージ違い
2週間57,300円(1か月プラン)約50,800円約41,600円短期はJARMeCが安い
1か月57,300円約52,800円約42,900円JARMeCが安い
3か月95,800円約112,200円約82,500円中型ならオーツーペットが安い
6か月158,400円(12か月プラン)約201,300円約141,900円中型ならオーツーペットが約4.3万円安い
12か月158,400円約379,500円約260,700円オーツーペットが約10万〜22万円安い
  • オーツーペット:初期費用0円、往路の送料は無料(一部の離島を除く)。1か月・3か月プランはケージ代29,800円を含みます(ケージは返却不要)。12か月プランはケージが無料です。
  • オーツーペットの12か月プランは、モニターキャンペーン価格の月13,200円で計算しています。通常価格は月16,500円で、12か月の総額は198,000円です。
  • JARMeC:基本料金9,900円と、配送料・回収料(取扱店があるエリアで各6,600円から)を含みます。取扱店がないエリアは、梱包送料8,800円からと返送料の元払いです。
  • どちらも、本体を返送する費用(オーツーペット)やエリアによる追加料金は含んでいません。
オーツーペット 1か月プラン
57,300円
オーツーペット 3か月プラン
約31,900円
JARMeC 中型ケージを12か月
約31,600円
オーツーペット 12か月プラン
13,200円
1か月あたりの費用(中型ケージ相当。2026年10月8日確認)

オーツーペットは、契約期間が長いほど月額が下がります。12か月プランの月13,200円は、1か月プランの半分以下です。JARMeCは日割りの上限が月29,700円(中型)で、何か月借りても1か月あたりの料金は変わりません。そのため、借りる期間が延びるほど差が開きます。

キャンペーン価格の場合、半年しか使わなくても、12か月プランの総額(158,400円)は3か月プランを2回続けた額(161,800円)より安くなります。持病で長く使うことが分かっているなら、最初から12か月プランにしたほうが安く済みます。

3 12か月プランを選ぶ前に知っておきたいこと

オーツーペットのプランは、どれも途中で解約できません。ペットの体調が変わって使わなくなっても、契約期間の終わりまで月額を払い続けます。契約は自動で更新され、更新しない場合は満了の1か月前(1か月プランは1週間前)までに電話で連絡が必要です。

返却は、届いたときの箱に入れて送り返します。酸素濃縮器は約22kgあり、送料は利用者の負担です。JARMeCは返却の連絡をした日まで料金がかかる仕組みで、使い終わればいつでも返せます。

「長く使うのは確実で、苦しくなったときにすぐ使える状態にしておきたい」ならオーツーペットの12か月プランが割安です。「どのくらい使うか分からない」「1か月以内に終わりそう」なら、JARMeCの日割りから始めるほうが安心です。

4 酸素濃縮器とケージの違い

項目オーツーペットJARMeC(新型器)違い
酸素をつくる量最大15L/分8〜10L/分オーツーペットが多い
酸素の濃度流量の目盛り5で約90%、10で約50%、15で約35%45〜50%オーツーペットは目盛りで調整
消費電力400W220〜240WJARMeCが少ない
電気代の目安1時間約12〜16円記載なし—
運転音55dB数値の記載なし—
濃縮器の重さ約22kg約16kgオーツーペットが約6kg重い
ケージ幅74×奥行50×高さ55cm(1種類)小型・中型・大型(幅106×奥行70×高さ71cm)JARMeCは体格で選べる
配送午前中の注文で当日出荷、翌日着(北海道・九州などは翌々日)午前中の電話注文で当日発送ほぼ同じ

オーツーペットは酸素をつくる量が多く、ケージの酸素濃度は窓を閉めた状態で10分で約30%、15分ほどで約35%前後になるとしています。小型犬なら2〜3頭まで同時に使えるので、多頭飼いの家にも向きます。人が使えるカニューラ(鼻に付ける管)もオプションで付けられます。

JARMeCは、体重20kgくらいまでの犬が入れる大型ケージ(基本料金16,500円、月の上限33,000円)があります。オーツーペットのケージは中型犬までなので、大きな犬はJARMeCを選ぶことになります。

どちらも、ケージ内の酸素濃度は流量やケージのすき間で変わります。濃度は高ければいいわけではないので、獣医師に聞いた濃度に合わせて使ってください。JARMeCは酸素濃度計を1日220円で貸し出しています。

それぞれ、どんな人におすすめ?

  • オーツーペット(12か月プラン):心臓や呼吸器の持病で、獣医師から自宅での酸素吸入を勧められ、半年以上は使う見込み。苦しくなったときの備えとして常に置いておきたい。途中で解約できない点を受け入れられる。
  • JARMeC(日割り):手術や入院のあとなど、使うのが数週間〜1か月。使う期間が読めず、いつでも返せるほうがいい。体重5kgまでで半年以内なら小型ケージ、20kgくらいまでの犬なら大型ケージ。

参照情報

料金・仕様の確認日:2026年10月8日。料金はすべて税込です。総額は公式サイトの料金から計算した目安で、エリアや申し込み内容によって変わります。

出典:O2チャージ「レンタルのご案内」