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ジャンプスターターは氷点下で使える? 0℃から使えない機種も|冬のバッテリー上がりに必要な対応排気量と、BAL・メルテック3機種の比較

霜の降りた冬の朝、ボンネットを開けた車のバッテリーに小型のジャンプスターターをつなぐ人の写真風のイメージ(AI生成)
キービジュアルはAIで生成したイメージです。実際の商品ではありません。

年末年始のJAFの出動理由でいちばん多いのはバッテリー上がり(42.48%)です。ジャンプスターターは車の排気量に合うかで選びますが、冬は使える温度にも差があります。BAL エンジンかけ太郎は0℃から、メルテック SG-09Aは−20℃から、BAL No.2711は−40℃から使えます。

35,564件過放電バッテリー(バッテリー上がり)全体の42.48%
9,263件破損・劣化バッテリー全体の11.06%
83,720件出動の総合計JAF、2025年12月27日〜2026年1月5日、一般道路

ブラックフライデー(例年11月下旬)のセールで買うなら、その前に車に合う機種を決めておくと迷いません。この記事では、BALと大自工業(メルテック)のジャンプスターター3機種を、メーカー公式の仕様で比べます。

まず見るのは「対応排気量」

各社は「ガソリン車は何ccまで、ディーゼル車は何ccまで」と対応する車を示しています。自分の車の総排気量は、車の取扱説明書やカタログで確かめられます。

ガソリン車 ディーゼル車

BAL エンジンかけ太郎 No.2715

4,500cc
2,000cc

メルテック SG-09A

5,000cc
3,500cc

BAL No.2711

6,000cc
2,800cc
対応する排気量の上限。各メーカー公式の仕様による。

ディーゼル車は、同じ機種でも対応する排気量が小さくなります。エンジンかけ太郎はガソリン車なら4,500ccまでですが、ディーゼル車は2,000ccまでです。

アンペアの数字は、各社で書き方が違います。エンジンかけ太郎は「始動電流270A・出力電流750A(最大)」、SG-09Aは「ジャンプスタート出力400A」、No.2711は「出力電流 最大850A」です。SG-09Aは400Aの表記でもガソリン車5,000ccまで対応します。アンペアの大きさではなく、メーカーが示す対応排気量で選ぶのが確実です。

冬に差が出るのは「使える温度」

−40℃0℃60℃

BAL エンジンかけ太郎 No.2715 0〜40℃

メルテック SG-09A −20〜60℃

BAL No.2711 −40〜60℃

各メーカー公式の使用温度(動作温度)の範囲。

エンジンかけ太郎の使用温度は0〜40℃です。氷点下の朝に車内に置いたままだと、使える範囲の外になります。SG-09Aは−20〜60℃で使えますが、保管温度は0〜40℃とされています。リチウムイオン電池を使うこの2機種は、ふだんは家の中に置き、出かけるときに持っていく使い方が合います。

No.2711は電池ではなく電気二重層キャパシタを使い、使用温度は−40〜60℃、防水・防塵はIP65です。電池を持たないかわりに、使う前にその場で充電します。上がったバッテリーに残った電気からなら最大225秒、ほかの車のアクセサリーソケットから最大10分、USBから最大50分です。上がったバッテリーの電圧が6.5V以下だと、そこからは充電できません。

3機種の仕様を比べる

BAL エンジンかけ太郎 No.2715メルテック SG-09ABAL No.2711違い
電気をためる部品リチウムイオン電池 8,800mAh(32.56Wh)リチウムポリマー電池 9,200mAh(34Wh)電気二重層キャパシタNo.2711だけ電池なし
対応排気量(ガソリン車)4,500ccまで5,000ccまで6,000ccまでNo.2711が最大
対応排気量(ディーゼル車)2,000ccまで3,500ccまで2,800ccまでSG-09Aが最大
アンペアの表記始動電流270A、最大750Aジャンプスタート出力400A最大850A表記の基準が各社で違う
使用温度0〜40℃−20〜60℃−40〜60℃低温側に40℃の差
重さ約450g+コントロールボックス約170g約500g1.6kgNo.2711が約3倍
本体の充電USBで4〜5時間(2A)約3.5時間(5V/2.4A)使う前に最大225秒〜50分No.2711は使う前に充電
スマホへの給電USB 2.1AUSB 2.4AなしNo.2711は不可
楽天市場の表示価格10,780円11,110円25,920円No.2711が約2.4倍
公式ストアの価格16,280円(BAL公式ストア)公式の記載なし34,474円(BAL公式ストア)No.2711が約2倍

3機種ともDC12Vの車専用です。楽天市場の価格は2026年10月10日に確認した表示価格です。公式ストアの価格は同日に各社の公式サイト・公式オンラインストアで確認したもので、メルテックの公式サイトには価格の記載がありません。

開けたボンネットの中で、赤いクリップをバッテリーに、黒いクリップをエンジンの金属部分につなぎ、小型のジャンプスターターをタオルの上に置いたイラスト(AI生成)
クリップをつなぐ場所と順番は、製品ごとの取扱説明書に従ってください(AI生成のイメージ)

それぞれ、どんな人におすすめ?

氷点下の地域で、車に積んでおく:BAL No.2711

キャパシタ式・−40〜60℃・ガソリン車6,000cc/ディーゼル車2,800ccまで

こんなときに選ぶ

  • 冬の朝に氷点下になる地域に住んでいる
  • 家に持ち帰らず、車に積んだままにしておきたい
  • 排気量の大きいガソリン車に乗っている

No.2711は電池を持たないので、使う前に充電する手間はありますが、低い温度で使えるのが強みです。重さは1.6kgで、3機種でいちばん大きく重くなります。楽天市場では25,920円です。バッテリーが完全に上がって6.5Vを下回っていたときに備えて、USBのモバイルバッテリーなど、もう1つの充電手段を決めておくと安心です。

以下は楽天と Amazon の広告です。価格・在庫は購入先と時期で異なるため、注文時に各店で確認してください。

−20℃まで使えて、小さく軽く:メルテック SG-09A

リチウムポリマー電池・−20〜60℃・ガソリン車5,000cc/ディーゼル車3,500ccまで

こんなときに選ぶ

  • ディーゼル車に乗っている
  • 冷え込む朝でも使える、約500gの1台がほしい
  • スマホの充電にも使いたい

SG-09Aは約500gで、ディーゼル車3,500ccまで対応するのは3機種でSG-09Aだけです。楽天市場では11,110円です。使用温度は−20℃からですが、保管温度は0〜40℃なので、真冬や真夏に車内へ置きっぱなしにするのは避けます。

メルテック ジャンプスターター SG-09A

家に置いて持ち出す、価格を抑える:BAL エンジンかけ太郎 No.2715

リチウムイオン電池・0〜40℃・ガソリン車4,500cc/ディーゼル車2,000ccまで

こんなときに選ぶ

  • 軽自動車やコンパクトカーのガソリン車に乗っている
  • ふだんは家に置き、遠出のときに持っていく
  • 楽天市場で10,780円と、No.2711(25,920円)の半分以下に抑えたい

エンジンかけ太郎は電気用品安全法(PS)のE認証を受けた製品です。使用温度が0℃からなので、冬は家の中で保管して持ち出すのが前提になります。ディーゼル車は2,000ccまでなので、排気量の大きいディーゼル車には向きません。

買う前・使う前に確かめること

  • 車の総排気量と、ガソリン車かディーゼル車か。
  • DC12Vの車か(3機種ともDC12V車専用)。
  • 住んでいる地域の冬の朝の気温と、保管する場所。
  • クリップのつなぎ方と順番(製品の取扱説明書に従う)。

セールの商品ページは名前が似たものが並ぶため、型番(No.2715、SG-09A、No.2711)で探すと取り違えを防げます。バッテリーそのものが古い場合は、交換も考えます。交換の判断と費用は車検でバッテリー交換を勧められたらにまとめています。

参照情報

確認日:2026年10月10日。

出典:JAF「よくあるロードサービス出動理由」