中津川の栗きんとんは、おせちの栗きんとんと別物?|栗と砂糖だけの和菓子、買える時期と通販

器に並んだ、栗の形に絞った中津川の栗きんとん5個と、緑茶、殻つきの栗の写真風のイメージ(AI生成)
キービジュアルはAIで生成したイメージです。実際の商品ではありません。

岐阜県中津川市の「栗きんとん」は、おせちに入る甘くねっとりした栗きんとんとは別の食べ物です。材料は栗と砂糖だけで、つぶした栗を茶巾で栗の形に絞った和菓子です。作られるのは栗の採れる9月頃から冬にかけて。通販でも買えるほか、お正月に味わいたいなら、中津川の栗きんとんを入れたおせちを選ぶ方法もあります。

栗と砂糖中津川の栗きんとんの材料さつまいもは使わない
9月頃〜冬作られる時期中津川市内の20店舗以上で販売
2019年「中津川栗きんとん」が地域団体商標に令和元年10月

おせちの栗きんとんと、何が違う?

中津川の栗きんとんとおせちの栗きんとんを、材料・作り方・食感・時期で左右に比べた図。中津川は栗と砂糖だけの和菓子、おせちはさつまいもの餡と栗の甘露煮
観光庁の多言語解説文と岐阜県観光連盟の公式サイトをもとに作成しました。
項目中津川の栗きんとんおせちの栗きんとん違い
材料栗と砂糖さつまいもの餡と栗の甘露煮中津川はさつまいもなし
形茶巾で絞った一口大の栗の形餡に甘露煮を合わせたもの中津川は1個ずつ
食感ほろっと崩れる甘くねっとり中津川は栗の風味が強い
時期9月頃から冬お正月中津川は秋の和菓子

観光庁の多言語解説文によると、栗きんとんには2種類あり、お正月に出される栗きんとんは栗の甘露煮をサツマイモの餡で包んだものが一般的です。中津川の栗きんとんは、生の栗を柔らかくなるまで茹でたり蒸したりしてつぶし、砂糖と混ぜて、巾着やガーゼで栗に見立てた一口大に成形します。なめらかな舌触りとほのかな甘みで、日本茶とよく合うとされています。

なぜ中津川が発祥と言われる?

  • 栗の産地だった:中津川は栗の産地として知られ、栗を使った料理や菓子が多く作られていました。
  • 中山道の宿場町だった:江戸と京都を結ぶ中山道の45番目の宿場で、茶店では栗をつぶした菓子を、旅人のお茶請けに出していました。
  • 1900年頃には甘味店に並んだ:その後、中津川周辺の甘味店でも栗きんとんが売られるようになり、今も「すや」「川上屋」などの老舗が軒を連ねています。
  • 駅前に石碑がある:JR中津川駅前には「栗きんとん発祥の地」の碑があり、2019年(令和元年)10月には「中津川栗きんとん」が地域団体商標に登録されました。

同じ岐阜県の恵那市や八百津町にも栗きんとんの店が多く、岐阜県観光連盟は、美濃地方を栗きんとんの発祥の地として紹介しています。

いつ買える?日持ちは?

岐阜県観光連盟によると、中津川の栗きんとんは毎年9月頃から冬にかけて、市内20店舗以上で売られます。栗の収穫が始まる時期から手づくりされるので、秋から冬だけの和菓子です。栗と砂糖だけで作るぶん、日持ちは長くありません。

買い方日持ちの例向く人
冷蔵便出荷日から14日(未開封)届いてすぐ食べる
冷凍便冷凍で出荷日から30日、解凍後は冷蔵で2日少しずつ食べたい、贈り物の日に合わせたい

日持ちの例は、中津川のちこり村の「岐阜・中津川栗きんとん」(栗と砂糖だけ、1個23g)の商品ページの表示です。店によって違うので、買う前に確かめてください。

通販で買える?いくら?

中津川の栗きんとんは、通販でも買えます。たとえば中津川のちこり村の公式オンラインショップでは、次の栗きんとん商品を売っています(2026年10月19日確認)。

商品価格日持ち違い
岐阜・中津川栗きんとん(冷蔵・冷凍)4個1,950円から(冷蔵は6個2,520円、10個3,560円)冷蔵14日、冷凍30日国産栗100%。送料込み
栗きんとん生食パン(常温・冷凍)1斤2,770円から常温は出荷日から4日、冷凍は20日栗きんとん7個分の栗を使う

栗きんとんは送料込みで、北海道は800円、沖縄は1,500円が別にかかります。6個入りは人気で、届くまで約10日かかると案内されています。常温便の生食パンは12月26日までの販売です。

お正月に中津川の栗きんとんを味わうなら?

おせちの栗きんとんは、さつまいもの餡のものが一般的です。中津川の栗きんとんを味わいたいなら、中津川の栗きんとんを入れたおせちを選ぶ方法があります。

たとえば、中津川のちこり村の「田舎の手づくりおせち」は、人気1位の品として「中津川といえば栗くりきんとん」を入れています。予約の前に、栗きんとんを含む人気8品・1人前のお試しおせち(950円、送料別、11月20日まで)で味見もできます。届く地域や価格、予約の期限はちこり村のおせちは950円で味見できるにまとめています。

まとめ

  • 中津川の栗きんとんは、栗と砂糖だけで作る茶巾絞りの和菓子。おせちの、さつまいもの餡の栗きんとんとは別物。
  • 中山道の宿場の茶店で、旅人のお茶請けに出されたのが始まりとされ、JR中津川駅前に「発祥の地」の碑がある。
  • 作られるのは9月頃から冬。日持ちは冷蔵で2週間ほどなので、通販なら冷凍を選ぶと食べる日を調整しやすい。
  • お正月に味わうなら、中津川の栗きんとんを入れたおせちを選ぶ。予約の前にお試しで味見できる店もある。

よくある疑問

Q

中津川の栗きんとんは、さつまいもを使う?

A

使わない。材料は栗と砂糖だけ

観光庁の多言語解説文は、中津川の栗きんとんを、茹でたり蒸したりした栗をつぶして砂糖と混ぜたものと説明しています。さつまいもの餡を使うのは、おせちの栗きんとんです。

Q

夏や春にも買える?

A

基本は9月頃から冬にかけての和菓子

岐阜県観光連盟は、毎年9月頃から冬にかけて販売されると紹介しています。夏には栗きんとんを葛餅で包んだ和菓子など、季節ごとの品もあります。

Q

冷凍した栗きんとんは、どう食べる?

A

解凍して、冷蔵で2日以内に食べる

ちこり村の冷凍便の栗きんとんは、-18℃以下で保存し、解凍後は冷蔵で2日以内に食べるよう案内しています。

Q

おせちに中津川の栗きんとんを入れてもいい?

A

入れてよい。中津川の栗きんとんを入れたおせちもある

ちこり村の田舎の手づくりおせちは、人気1位の品として中津川の栗きんとんを入れています。自分で用意するなら、冷凍の栗きんとんを元日に合わせて解凍する方法もあります。

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出典

出典:観光庁 多言語解説文データベース「伝統の栗きんとん」、岐阜県観光連盟「岐阜の旅ガイド」栗きんとん、ちこり村公式オンラインショップの商品ページ(岐阜・中津川栗きんとん 冷蔵便、冷凍便、栗きんとん生食パン 常温便、冷凍便、田舎の手づくりおせち)。価格と日持ちは2026年10月19日に確認しました。

出典:観光庁 多言語解説文データベース「伝統の栗きんとん」