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加湿器の電気代はスチーム式が約2.5倍。月約1,840円の差で「フィルターなし」を選ぶか|象印 EE-DG50とダイニチ HD-RXC500C

冬の夕方のリビングで、サイドテーブルの白い加湿器と床の加湿器から湯気が上がっている写真風のイメージ(AI生成)
キービジュアルはAIで生成したイメージです。実際の商品ではありません。

加湿器を1日8時間・30日、最大の運転で使い続けると、電気代はスチーム式の象印 EE-DG50が約3,050円、ハイブリッド式のダイニチ HD-RXC500Cが約1,210円です。差は月約1,840円。その代わり、スチーム式はフィルターがなく、手入れは1〜2か月に1回のクエン酸洗浄で済みます。

2機種は、加湿量(480mL/hと500mL/h)も部屋の広さの目安(プレハブ洋室13畳と14畳)もほぼ同じです。違うのは、湯を沸かすかどうか。この記事では、メーカー公式の消費電力から電気代を計算し、手入れの頻度と部品代とあわせて比べます。ブラックフライデーなどのセールの前に、どちらの方式にするか決めておく材料にしてください。

項目象印 EE-DG50(スチーム式)ダイニチ HD-RXC500C(ハイブリッド式)違い
加湿のしくみ水をヒーターで沸かし、蒸気を約65℃まで冷まして出す湿ったフィルターに風を当てる。湿度が低いときは温風を当てる湯を沸かすかどうか
加湿量(最大)480mL/h(強)500mL/h(標準)、570mL/h(ターボ)ほぼ同じ
部屋の広さの目安木造和室8畳、プレハブ洋室13畳木造和室8.5畳、プレハブ洋室14畳ほぼ同じ
消費電力加湿時最大410W、湯沸かし時985W標準163W、eco 12W加湿中はスチーム式が約2.5倍
タンク4.0L5.0Lダイニチが1L多い
連続加湿(最大の運転)約8時間約10時間ダイニチが約2時間長い
フィルターなし抗菌気化フィルター象印は交換部品が少ない
運転音加湿時約30dB、湯沸かし時約39dB標準30〜13dB湯沸かし中は象印が大きい
重さ約2.9kg約4.6kg象印が約1.7kg軽い
価格(楽天市場、2026年10月10日確認)27,280円23,400円ダイニチが3,880円安い

HD-RXC500Cは、家電量販店向けのHD-RXT526と、交換部品の品番以外は同じ仕様です。象印 EE-DG50は2026年9月発売で、象印の直販価格は27,280円(税込)。ダイニチはオープン価格で、メーカーの価格表示はありません。楽天市場の表示価格(2026年10月10日確認)は、EE-DG50が27,280円、HD-RXC500Cが23,400円です。

1か月の電気代を計算する

スチーム式ハイブリッド式ハイブリッド式の省エネ運転
象印 EE-DG50
加湿(410W)
約3,050円
ダイニチ HD-RXC500C
標準(163W)
約1,210円
ダイニチ HD-RXC500C
eco(12W)
約89円

1日8時間×30日、その運転を続けた場合。消費電力はメーカー公式の値、単価は31円/kWh。

計算式は「消費電力(kW)×使う時間×31円/kWh」です。31円は、全国家庭電気製品公正取引協議会が決めている電力料金の目安単価(税込、2022年7月改定)で、ダイニチも同じ単価で電気代を案内しています。

運転消費電力1時間あたり1か月(8時間×30日)
象印 EE-DG50 加湿(最大)410W0.41kW×31円=約12.7円約3,050円
象印 EE-DG50 湯沸かし985W満水から約35分で1回約18円使い方による
ダイニチ HD-RXC500C 標準163W0.163kW×31円=約5.1円約1,210円
ダイニチ HD-RXC500C eco12W0.012kW×31円=約0.4円約89円

どれも、その運転を休まず続けたときの数字です。実際は湿度センサーで加減するので、ここまではかかりません。象印は「しっかり・標準・ひかえめ」の自動運転があり、ダイニチは湿度が低いときだけ温風を使います。ダイニチの eco は温風を使わない分、加湿量が370mL/hに下がります。

スチーム式は、電源を入れるたびに湯沸かしから始まります。EE-DG50は満水で約35分かかり、その間は985Wです(0.985kW×35分÷60×31円で約18円)。朝晩につけ直すなら、そのたびにこの分が加わります。

左は底のヒーターで水を沸かして蒸気を出すスチーム式、右はファンと小さなヒーターの風を湿ったフィルターに当てるハイブリッド式のしくみのイラスト(AI生成)
左がスチーム式、右がハイブリッド式のしくみ。スチーム式は湯を沸かす分、電気を多く使います(AI生成のイメージ)

手入れの頻度と部品代

項目象印 EE-DG50ダイニチ HD-RXC500C違い
ふだんの手入れ本体と内容器をふくフィルターを2週間に1回程度水洗いダイニチは水洗いがある
定期の手入れ1〜2か月に1回、クエン酸洗浄(約1時間30分)月1回、フィルターをクエン酸洗浄ダイニチは月1回
トレイなし使い捨てカバーを敷けば洗わなくてよいダイニチはカバーで手間を減らす
交換部品内ぶたパッキン(1年を目安に確認)トレイカバー(1シーズンごと)、フィルター(5シーズンが目安)ダイニチは毎シーズン部品代がかかる

象印のクエン酸洗浄は、クエン酸30gを溶かして入れ、洗浄モードのボタンを押すだけです。湯に膜が浮く、運転音が大きくなった、蒸気がにおうといったときも洗浄の合図です。

ダイニチの部品は、ダイニチWebShop 楽天市場店で、トレイカバー3枚入りが2,200円、抗菌気化フィルターが2,530円です(2026年10月10日確認)。トレイカバーは1シーズン1枚なので、1シーズンあたり約730円。洗わずに捨てる「カンタン取替えフィルター」(2個入り3,520円)を使えば、フィルターの水洗いとクエン酸洗浄も省けます。

キッチンのシンクで白い加湿器の容器をすすぎ、横にクエン酸の入った小皿とふきんがある写真風のイメージ(AI生成)
スチーム式の手入れは、内容器のクエン酸洗浄が中心です(AI生成のイメージ)

置く場所で気をつけること

象印は蒸気を約65℃まで冷ましてから出しますが、蒸気の吹出口には手や顔を近づけないよう注意書きがあります。チャイルドロックと、倒れたときに湯もれを抑える構造が付いています。小さな子どもやペットの手が届く場所に置くなら、湯を沸かさないハイブリッド式のほうが気を使わずに済みます。

それぞれ、どんな人におすすめ?

以下は楽天と Amazon の広告です。価格・在庫は購入先と時期で異なるため、注文時に各店で確認してください。

手入れの手間を減らしたいなら、スチーム式

象印 EE-DG50・加湿時最大410W・月約3,050円(最大運転)

こんなときに選ぶ

  • フィルターの水洗いや交換をしたくない
  • 寝室やリビングで、決まった時間だけ使う
  • 子どもやペットの手が届かない場所に置ける

フィルターがないので、手入れは1〜2か月に1回のクエン酸洗浄が中心です。電気代はハイブリッド式より高くなるので、使う時間をタイマーで決めておくと上がりすぎを防げます。楽天市場の表示価格は27,280円です(2026年10月10日確認)。

電気代を抑えて長く回したいなら、ハイブリッド式

ダイニチ HD-RXC500C・標準163W・月約1,210円(最大運転)

こんなときに選ぶ

  • 在宅勤務などで1日中つけっぱなしにする
  • 月1回のフィルター洗浄と、毎シーズンの部品代を受け入れられる
  • 子どもやペットがいて、湯を沸かす家電を床に置きたくない

標準運転でも消費電力はスチーム式の約4割で、気化式だけで動く eco なら月約89円です。部品代はトレイカバーだけなら1シーズン約730円なので、電気代の差のほうが大きくなります。楽天市場の表示価格は23,400円で、EE-DG50より3,880円安く買えます(2026年10月10日確認)。

参照情報

確認日:2026年10月10日。

出典:象印マホービン「スチーム式加湿器 EE-DG型」