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ロボロック Saros 20とSaros 10Rを比較|約4万円の差は「段差」と「ドック」に払う価値があるか

木の床の部屋と廊下の間の敷居を乗り越える黒いロボット掃除機と、奥に置かれた黒い全自動ドックのイメージ(AI生成)
AIで生成したイメージ画像で、Saros 20・Saros 10Rの実機写真ではありません。

ロボロックの旗艦ロボット掃除機は、2026年6月に新型Saros 20が発売されました。前年モデルSaros 10Rは値下がりが進み、楽天・Amazonとも差額は約4万円です。両者を比べると、本体の薄さ(7.98cm)と大きさは同じで、違いは乗り越えられる段差、吸引力、ドックの洗浄・乾燥です。

  • Saros 20が向く人:部屋の間の敷居やラグで4cmを超える段差がある。ペットの毛や食べこぼしが多く、ドックのお手入れも減らしたい。
  • Saros 10Rで十分な人:フローリング中心で段差が4cm以下。水拭きと自動ゴミ収集が使えれば、約4万円安いほうを選びたい。

ロボロック公式サイトの製品ページと、楽天のロボロック公式店の仕様表に基づく比較で、実機は検証していません。

Saros 20とSaros 10Rの違い。変わらないのは本体の高さ7.98cmと幅35×奥行35cm、毎分200回転のデュアル回転モップ、StarSight自律システム2.0、ドックの外寸381×475×488mm、ペット見守り・音声操作・Matter、約2.5時間の急速充電。新型で変わったのは二重段差4から8.8cm、吸引力20,000から36,000Pa、認識できる障害物108から300種類以上、モップの温水洗浄80から100℃、本体重量4.1から5.05kg。
新旧の違い。赤字は新型で不利になった点です。

1 いちばんの違いは乗り越えられる段差

乗り越えられる段差を横から見た図。本体の高さは7.98cm。Saros 10Rは二重段差が合計最大4cmで本体の半分ほど、Saros 20は1段目4.5cmと2段目4.3cmの合計8.8cmで本体の上面より高い。
高さの縮尺は2台とも同じです。Saros 20は本体より高い二重段差まで越えられます。
段差Saros 20(新型)Saros 10R(前年モデル)違い
二重段差(2段続く敷居)最大8.8cm(1段目4.5cm+2段目4.3cm)最大4cm20が2倍以上
1段の敷居1段目4.5cmまで(二重段差の条件)最大3cm20が1.5cm高い
しくみAdaptiLiftシャーシ3.0(後輪・補助輪・昇降アームで本体を持ち上げる)独立可動する3つの車輪で本体をリフトアップ20は昇降アームが加わった

ロボット掃除機が止まる原因で多いのが、部屋の出入り口の敷居や、ラグ・玄関マットの段差です。Saros 10Rでも一般的なロボット掃除機より高い段差を越えられますが、二重段差は合計4cmまでです。Saros 20は2段合計で8.8cmまで越えられ、段差の前で止まって掃除が終わる心配が減ります。

8.8cmは、1段目4.5cm以下・段と段の間12cm超〜14cm以下・2段目4.3cm以下という社内試験の条件での値です。買う前に、家でいちばん高い敷居とラグの厚みを測っておくと、どちらで足りるか判断できます。4cm以下ならSaros 10Rでも越えられます。

2 仕様の比較

項目Saros 20(新型)Saros 10R(前年モデル)違い
発売2026年6月2025年6月20が1年新しい
吸引力36,000Pa20,000Pa20が1.8倍
本体の高さ・大きさ7.98cm/350×353mm7.98cm/350×353mm同じ
本体重量5.05kg約4.1kg20が約1kg重い
認識できる障害物300種類以上108種20が約3倍
水拭きモップデュアル回転・毎分200回転デュアル回転・毎分200回転同じ
モップの押し付け圧通常8N、頑固な汚れの検知時13N一定の圧力(数値の記載なし)20は汚れに応じて強める
カーペット本体を持ち上げて毛足最大3cmまで掃除(アプリで設定)モップを10mmリフト、長い毛足はモップを外して吸引20は厚いラグに強い
ゴミ収集の目安最大65日60日ほぼ同じ
充電約2.5時間約2.5時間同じ
Saros 20
36,000Pa
Saros 10R
20,000Pa
吸引力(メーカー公表値)

吸引力は1.8倍ですが、フローリングのホコリなら20,000Paでも十分な水準です。差が出るのは、カーペットの奥のゴミやペットの毛、猫砂のような重いゴミです。Saros 20はカメラで汚れの種類を見分け、猫砂などには吸引を強め、液体には水拭きだけに切り替えます(アプリで有効にする機能)。

重量は約1kg増えています。2階へ持ち運んで使う予定がある場合は、5kgを持てるか考えておきましょう。

3 ドックは洗浄温度とお手入れが進化

Saros 20
最大100℃
Saros 10R
80℃
モップを洗う温水の温度(メーカー公表値)
ドックの機能Saros 20(新型)Saros 10R(前年モデル)違い
モップの温水洗浄最大100℃80℃20が20℃高い
モップの乾燥55℃の温風温風(温度の記載なし)20は温度を公表
本体の水タンクへの給水温水を自動で補充水を自動で補充20は温水
ドック底面(ベースステップ)100℃の温水でセルフクリーニング、取り外して洗える洗浄トレーを取り外して洗える20は自動洗浄が加わった
ダストバッグの乾燥空気の流れで乾燥し、ニオイを抑える記載なし20のみ
自動ゴミ収集・洗剤投入・モップ着脱ありあり同じ
ドックの外寸381×475×488mm381×475×488mm同じ

どちらも、ゴミ収集・モップの洗浄と乾燥・給水・洗剤投入まで自動で行う全自動ドックです。Saros 20で変わったのは、ドック自体を清潔に保つ部分です。モップの洗浄温度が100℃に上がり、ドック底面も温水で洗うため、油汚れや食べこぼしを拭いたあとのニオイが残りにくくなります。キッチンやダイニングを毎日水拭きする家庭ほど差を感じやすい部分です。

ドックの外寸は同じなので、置き場所の条件は変わりません。

4 同じところ

  • 本体の高さ7.98cm。家具下の低いすき間に入れる点は同じ。
  • StarSight自律システム2.0によるマッピングと障害物回避。
  • 伸びるサイドブラシとモップで、壁際0mm・四隅カバー率100%(メーカーの社内試験)。
  • メインブラシとサイドブラシの毛のからまり度0%(メーカー試験)。
  • ペットの認識・写真撮影・居場所の追跡・ビデオ通話による見守り。
  • Wi-Fiなしで使える音声操作「ハローロッキー」、Matter対応。

アプリ・見守り・薄さといった日々の使い勝手は共通です。Saros 10Rを選んでも、新型と比べて「できないこと」が増えるわけではなく、段差・吸引・ドックの性能に差があると考えてください。

5 価格差は約4万円

楽天市場のロボロック公式店とAmazonの表示価格を比べました(2026年10月8日確認。ポイント・クーポンは差し引いていません)。

購入先Saros 20(新型)Saros 10R(前年モデル)差額
楽天市場(ROBOROCK JAPAN DIRECT)199,800円159,800円40,000円
Amazon(Amazon販売のセット品)200,000円(床用洗剤付き)159,990円(交換用紙パック3個付き)約4万円
Saros 10R 希望小売価格
269,800円
Saros 10R 楽天公式店
159,800円
Saros 20 実売予想価格
249,800円
Saros 20 楽天公式店
199,800円
定価と楽天公式店の価格(Saros 20の定価は発売時の実売予想価格)

Saros 10Rの希望小売価格は269,800円で、Saros 20の発売時の実売予想価格249,800円より高い設定でした。新型の発売後に10Rは約11万円下がり、新型との差が約4万円まで縮まっています。前年モデルは在庫限りなので、狙うなら早めの確認が安心です。

なお、上位の「Saros 20 Sonic」は、毎分4,000回の振動モップを積んだヤマダデンキ限定モデルで、楽天・Amazonでは扱っていません(GetNavi web)。

それぞれ、どんな人におすすめ?

  • Saros 20:部屋の間に4cmを超える段差や厚いラグがある。ペットの毛・猫砂・食べこぼしが多い。ドックのニオイやお手入れを減らしたい。
  • Saros 10R:フローリング中心で段差は4cm以下。薄さ・水拭き・自動ゴミ収集・見守りが使えれば十分で、約4万円安いほうがいい。

以下は楽天とAmazonの広告です。価格・付属品は購入先と時期で異なるため、注文時に各店で確認してください。

Saros 10R(前年モデル)

Saros 20(新型)

参照情報

仕様・価格の確認日:2026年10月8日。段差・吸引力・毛のからまり度などは、いずれもメーカーの社内試験の条件での値です。

出典:Roborock公式「Saros 20」