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昇降デスクを買っても座りっぱなし? 厚労省の目安でわかる机の高さと「立つタイミング」

仕事道具
朝日の入る在宅ワークの部屋で、電動昇降デスクが立ち作業の高さまで上がり、椅子が横に寄せてある様子(写真風のイメージ)

キービジュアルはAIで生成したイメージです。実際の商品ではありません。

電動昇降デスクは、立っても座っても作業できる机です。ただ、高さを一度決めたまま動かさなければ、普通の机と変わりません。

この記事では、厚生労働省の2つの資料から、どれくらいの間隔で姿勢を変えればいいか、机と椅子の高さをどう合わせればいいかをまとめます。そのうえで、FlexiSpot(フレキシスポット)のEF1 ProとE7 Clickを、切り替えのしやすさと高さの範囲で比べます。

国の目安は「座りっぱなしを避け、作業は1時間以内で区切る」

座位行動(座りっぱなし)の時間が長くなりすぎないように注意する(立位困難な人も、じっとしている時間が長くなりすぎないよう、少しでも身体を動かす)。

出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 推奨事項 成人版」(2026年10月9日確認)

このガイドでは、デスクワークも「座位行動」に含めています。長い座位をできるだけ頻繁に(例えば、30分ごとに)中断することが大切だという研究も紹介されています。昇降デスクは、作業を止めずにこの「中断」を入れられる道具だと考えると、使い方が決めやすくなります。

一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10分~15分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1回~2回程度の小休止を設けるよう指導すること。

出典:厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」(2019年7月12日、2021年12月1日一部改正)

こちらは、会社がパソコン作業をする人の健康を守るための指針ですが、在宅で働く人が自分のルールを決めるときにも参考になります。小休止は1〜2分程度の休みのことです。同じガイドラインは作業姿勢について、座るだけでなく、ときどき立って作業することが望ましいとしています。ずっと立つのではなく、座る時間を区切るために立つ、という使い方が目安です。

高さは「椅子が先、机が後」

同じガイドラインでは、高さを変えられる机は、床から60〜72cm程度の範囲で調整できることが望ましいとしています。また、椅子の高さを先に合わせてから机の高さを合わせるように勧めています。座る高さと立つ高さは、次の順に決めると迷いません。

1. 椅子の高さを合わせる

椅子に深く腰かけ、背もたれに背中をつけて、靴やスリッパの足裏全体が床につく高さにします。足が届かないときは、足台を使います。

2. 座ったまま机の高さを合わせる

肩の力を抜いてひじを曲げ、前腕が天板とだいたい平らになる高さが、よく使われる目安です。キーボードを打ってみて、肩がすくんだり手首が反ったりしないか確かめます。

3. 立って同じように合わせる

椅子をどけて立ち、同じくひじを曲げた高さに天板を合わせます。モニターを使うなら、画面を見上げない位置にあるかも見ます。

4. 2つの高さを記憶させる

決まった高さをメモリーボタンに登録します。次からはボタンを押すだけで、同じ高さに戻せます。

左は椅子に座って、右は立って、どちらもひじを曲げた高さの昇降デスクでノートパソコンを使う人のイラスト
座っても立っても、ひじを曲げた高さに天板を合わせる(イメージ)

切り替えを続けるコツ

  • 時間で区切る: 例えば「30分座ったら数分立つ」「1時間に1度は席を離れる」など、タイマーで決めておくと続きます。
  • 作業で区切る: オンライン会議や電話は立って、集中して書く作業は座って、と場面で分ける方法もあります。
  • 立っているときも動く: 立ったままじっとしているより、重心を移したり、水を取りに行ったりするほうが、ガイドの「少しでも身体を動かす」に近づきます。
  • 足元を整える: 立ち作業が長いなら、クッション性のあるマットや履き物を用意します。

EF1 ProとE7 Clickは、低いほうの高さで差が出る

切り替えを習慣にするには、高さを記憶できることと、自分の座る高さ・立つ高さの両方に届くことが大切です。FlexiSpotの天板付きセットから、安いEF1 Proと、低くも高くもできるE7 Clickを比べます。

項目EF1 ProE7 Click違い
価格(税込・天板込み)31,800円(幅100cm)、33,800円(幅120cm)76,800円(幅120cm)、79,800円(幅140cm)幅120cmで比べるとE7 Clickが43,000円高い
いちばん低い高さ69cm63.5cmE7 Clickが5.5cm低い
いちばん高い高さ111cm128.5cmE7 Clickが17.5cm高い
ガイドラインの60〜72cmのうち届く範囲69〜72cm63.5〜72cmE7 Clickのほうが広く届く
高さの記憶4つ4つ同じ
モーター1つ2つE7 Clickは左右の脚に1つずつ
昇降の速さ毎秒20mm毎秒40mmE7 Clickが2倍速い
耐荷重60kg110kgE7 Clickが50kg多い
充電AC2口+USB1口コントローラーにUSBEF1 ProはACコンセントもある
組み立て電動ドライバー推奨工具なしで差し込むだけ(公式は約10分)E7 Clickが楽

高さはどちらも天板を含めた公式の値です。昇降の速さが2倍違うので、座る高さから立つ高さまで約40cm動かすと、EF1 Proは約20秒、E7 Clickは約10秒かかる計算です。

座って使う高さが69cmで合う人なら、EF1 Proで十分です。小柄でもう少し低くしたい人、背が高くて立つときに111cmでは足りない人、モニターを複数台載せたい人は、E7 Clickを選ぶと安心です。狭い部屋でEF1 Proの幅を迷っているなら、6畳に置く電動昇降デスクの選び方も参考にしてください。

それぞれ、どんな人におすすめ?

  • EF1 Pro: まずは立ち作業を試してみたい。座る高さは69cmで合う。机の上で充電もしたい。
  • E7 Click: 座るときは低く、立つときは高くしたい。切り替えを早く済ませたい。組み立てを楽にしたい。

FlexiSpot EF1 Pro

FlexiSpot E7 Click

参照情報

確認日:2026年10月9日(日本時間)。価格はFlexiSpot公式ストアの税込価格で、クーポンを除いています。送料は一部地域を除いて無料です。

出典:厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」