生成AIを使ったことがある日本人は58.8%、1年で2倍以上に|米独中との差と、会社での利用率86.4%を情報通信白書で読む

仕事・IT
明るいオフィスでノートパソコンを打つ手元と、画面に文字のない吹き出しの形が並んでいる写真風のイメージ(AI生成)
キービジュアルはAIで生成したイメージです。

ChatGPT などの生成AIを仕事で使う人は、どれくらいいるのでしょうか。総務省の情報通信白書(令和8年版、2026年7月公表)に、日本・米国・ドイツ・中国を比べた調査があります。

58.8%生成AIを使ったことがある人(日本)前年度は26.7%
86.4%業務で生成AIを使う会社(日本)前年度は55.2%
93.6%生成AIを使ったことがある人(中国)4か国で最も高い

個人:日本は1年で2倍以上に。それでも他国と差

国2023年度2024年度2025年度日本との差(2025年度)
日本9.1%26.7%58.8%―
米国46.3%68.8%75.6%16.8ポイント
ドイツ34.6%59.2%75.6%16.8ポイント
中国56.3%81.2%93.6%34.8ポイント

「業務や日常生活で生成AIサービスを一つでも使ったことがあるか」という質問への答えです。日本は2023年度の9.1%から2年で約6倍に増えましたが、ほかの3か国はその先を行っています。

ただし、これは「使ったことがある(過去に使ったことがある)」人の割合です。仕事で毎日使っている人の割合ではなく、一度試しただけの人も含まれます。

会社:86.4%が業務で使っている

世界地図の上に4人が立ち、それぞれ大きさの違う吹き出しがある。日本の人の吹き出しは小さいが上向きの矢印が付いているイラスト
日本は増え方が大きいものの、まだ差があります(イラスト)。
国2024年度2025年度日本との差(2025年度)
日本55.2%86.4%―
米国90.6%90.9%4.5ポイント
ドイツ90.3%91.6%5.2ポイント
中国95.8%98.1%11.7ポイント

「自社の何らかの業務で生成AIを使っている」と答えた会社の割合です。日本は1年で31ポイント増え、他の3か国との差が縮まりました。個人の数字と比べると、会社としては使い始めているのに、自分では使っていない人がまだいることがうかがえます。

使う方針の会社は7割弱

日本の企業生成AIを活用する方針の割合違い
全体(2025年度)68.9%前年度は49.7%
大企業74.0%中小企業より約16ポイント高い
中小企業58.1%―

「積極的に活用する」と「活用する領域を限定して利用する」を合わせた割合です。日本は他の3か国より低く、特に中小企業では使い方を決めかねている会社も多いようです。仕事で使う前に、勤め先のルール(入力してはいけない情報など)を確かめておきましょう。

在宅勤務の実施率はテレワークしている人の割合、IT職の年収はIT職の年収ランキング2026にまとめています。

出典

出典:総務省「令和8年版 情報通信白書」(第1章第1節、第2章第1節)、総務省「令和7年版 情報通信白書」。元のデータは、総務省(2026)「国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査研究」です。確認日は2026年10月11日です。

出典:総務省「令和8年版 情報通信白書」